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脳梗塞について

脳梗塞のタイプについて
脳卒中のうち、最も患者数が多いのが脳梗塞です。脳梗塞とは脳血管や頸部動脈の閉塞や高度の狭窄で脳への血流が著明に低下したために脳組織が損傷される疾患です。正確な発症率は不明ですが40歳以上では人口10万人当たり年間600例程度と推定されています。今後も高齢化が進むため発症数は増加することが予想されています。脳梗塞は原因によって「ラクナ梗塞」「アテローム血栓性脳梗塞」「心原性脳塞栓症」「その他」に分けられます。
ラクナ梗塞:脳内の細い動脈が閉塞して起こるもので脳梗塞の3~4割程度を占めます。従来約半数を占めるとされていましたが近年その割合は減少傾向です。「アテローム血栓性脳梗塞」「心原性脳塞栓症」と比較すると一般に梗塞病変は小さめで症状も軽度なことが多く死亡率も1~2%程度とされています。
アテローム血栓性梗塞:頸部や頭蓋内の比較的大きな動脈の動脈硬化が原因となって起こるもので脳梗塞の3~4割程度を占めます。高齢化の進展に伴い割合は上昇傾向です。患者の約4割に重い後遺障害が残り1割弱の死亡率があるといわれています。
心原性脳塞栓症:主に不整脈や弁膜疾患などの心疾患が原因となって心臓から塞栓が飛んで脳血管を閉塞することで起こるものです。脳梗塞の2~3割程度を占めますが近年高齢化の進行につれて、その割合は最も上昇しています。最も重症なタイプで約半数に重度の後遺障害が残り2割程度が死亡するとされています。

主な症状について
脳梗塞に伴う症状は脳のどの部位に梗塞ができるかによって異なりますがよくみられる症状を述べたいと思います。
麻痺:手足や顔面などが動きにくくなる症状です。脳卒中でよくみられる麻痺は半身麻痺、片麻痺などと呼ばれており体のどちらか半分に麻痺がでるものです。
感覚障害:触った感じ(触覚)、冷たさ熱さ(温度覚)、痛み(痛覚)などの感覚に異常がでることがあります。感覚が鈍くなったり、逆に過敏になったり、異常な感覚が出現したりすることがあります。麻痺と同様に半身にでることが多いです。
言語障害:呂律が回らなくなる(構音障害)、会話ができなくなる(失語)、読み書きができなくなる(失読失書)などがあります。
視野狭窄:どちらか片側がみえにくくなる(同名半盲)が脳梗塞では多いとされています。複視といって物が2重にみえることもあります。

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