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Dr.mabo400

今回のご相談は、
7歳女子、右下D(乳歯)の虫歯を充填治療したのだが、
2回も外れたので、このまま放置するか、
それとも再治療した方がよいのか分からないというものでした。

この虫歯を最初にコンポジット・レジン(CR)充填したのは約6か月前、
3か月前にダツリしたので再充填したが、
2週間前にまたダツリしたということでした。
 

続きは7月14日の「秋月便り」をご覧下さい。

5月26日に秋月便りで配信予定の遠隔医療相談レポートの冒頭部分をご紹介します。

 

7才男子の右上の正中から3番目(向かって左の3番目)の歯に茶色になった部分があり、担当の歯科医師は問題ないだろうということで放置しているが、これは虫歯ではないのかというご相談です。

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続きは「秋月便り」をご覧下さい。

 

「遠隔医療」というのは、 患者と医療機関、医療機関と医療機関の間で、 お互いに空間的には非常に離れていても、 お互いの信頼関係と21世紀の通信技術さえあれば、 その距離は問題にならないということを証明するための試みだ。

ここでは歯科医療というものが本質的に持っている問題点には あまり触れるつもりはないが、 実際の歯科相談ともなると、多少は言及せざるを得ない。 それは、僕の歯科相談に対する回答が歯科の一般的な常識から見ると異なる部分もあるからだ。 しかし、ここではその問題を深く追求することが目的ではないので、 相談を受けたなかで良く出てくる質問や疑問点に答えると言う形で進めて行きたい。

まず、良く相談を受ける中で、 虫歯の色の問題がある。 一般には虫歯は色が濃い方が虫歯は進行しているのではないかと思われる向きもあるが、 必ずしもそうではない、むしろ色が濃い黒色の方が虫歯の進行は止まっている、 もしくは進行が遅くなっていることの方が多い。 かえって色が薄い方が、虫歯は進行中という場合が多いということを、強調しておきたい。

また、食後歯磨きをすれば虫歯にならない、 少なくとも虫歯の進行を止めることができるという話には根拠がない。 仮に細菌が虫歯の原因であるとしても(かならずしもそうではないのだが)、 そもそも100%磨きなどできるはずもない。

砂糖が虫歯の原因であり、 砂糖を全く摂らなければ虫歯にならないという考えは誤りだ。 そもそも砂糖を完全に避けることができるのかというと、それは非現実的だろう、 砂糖が含まれている野菜は多い。 実は砂糖の摂取量は虫歯とは関係なくて、 摂取のタイミングの問題なのだが、これは後述する。

フッ素塗布、フッ素洗口、フッ素入りの歯磨き剤で虫歯予防ができるというのも嘘である。 むしろフッ素は歯を溶かす。 その理由はフッ素はハロゲン族で金属(歯も金属化合物)の腐食を助長するからだ。 塩水(ハロゲン化合物)で腐食(サビ)が助長されることは常識の範囲だろう。

またフッ素は危険な毒物で、生体内でカルシウム、ナトリウム、カリウムなどの金属イオンの代謝に強い影響を与える 生体内かく乱物質だ。 歯や骨に取り込まれるとカドミウムによる「イタイイタイ病」と良く似た症状が出るという。 また、神経や筋肉にも影響を与え、「キレる子供達」の一因になっているという話もある。 アルミニウムを脳内に運び、或る種のアルツハイマーの原因の疑いもあり、 これはフッ素がアルミニウムの精錬に使われることから容易に想像できる。

ある実在のフッ素洗口反対派の先生が、 学校で使うフッ素洗口液で貝割れ大根の発芽実験をすると、 全く芽も出ないそうだ。 フッ素は塩素より危険な、 生体内では全く使われることのない反応性の高いハロゲン族だということを理論的に検証することが必要だ。 フッ素は細菌にとっても有毒なので一定の殺菌効果はあるかもしれないが、 それなら代りのより危険性の少ない殺菌剤はいくらでもある。

ちなみに我が家の子供達はフッ素を使っていないが、虫歯はない。

最後に、これが虫歯予防、進行抑制に重要なことなのだが、 飲食のタイミングの問題だ。 寝る前2~3時間以内の飲食が虫歯の原因だと断定してもよい。

それは、飲食後1時間程度はプラーク中のpHは低い状態が続き、 pHが低い状態というのが虫歯が進行する条件だが、 夜になると唾液の分泌が落ちて来て、睡眠中は全く唾液が出なくなる。 それは唾液中に含まれているHCO3-(重炭酸イオン)によるpH調整機能に期待できなくなることを意味する。 唾液中の重炭酸イオンでpH調整をしているのが生体の自然の営みなら、 重炭酸イオン(重曹)で飲食後に洗口すればよいという発想が出ることは難しいことではない。 実際に飲食後の「重曹うがい」で虫歯予防だけでなく、虫歯の進行抑制、虫歯の治癒に大きな効果を上げている。

夜の飲食は特に子供達(高校生まで)のまだ成長していない弱い歯にとっては非常に危険だ。

具体的には、 夕食の二度食べ(塾帰りにまた食べる、お父さんが遅く帰ってきたのでつられて食べる、受験勉強中の夜食など)、 夕食後、お風呂上がりにアイスなどを食べる、 寝る前に牛乳を飲む、 寝る前に市販のキシリトールガムを食べる(寝る前に食べろと書いてある)、 夜中に目が覚めてポ○リなどを飲む(TVのCMがあった)、などである。 いかがでしょうか?心当たりがないでしょうか?

夜は一口の飲食でもだめです。 虫歯にならない食生活で大切なことは、 おやつは時間を決めて一回だけ、なるべく短時間で食べてしまうようにすること、 テレビやゲーム、漫画や本を読みながらの飲食は危険、 甘い物や果物は夕食後のデザートとして夕食といっしょに連続していただく、 という習慣をつけて欲しい。

夕食後は飲み物もお茶か水以外は摂らない、 これだけ気をつければ、虫歯になったりしないと思う。

 

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虫歯が進行中の歯